CLI患者様に向けた血流改善を目的とする東洋医学の誘い〜血の巡りを改善して免疫力アップ!その1〜

院長 渡部 彰朗
横浜せや鍼灸整骨院

コロナウィルスの感染拡大とともに、身体の免疫力への注目も高まっております。
特段、この季節、気温の変化が激しく、体調を崩しやすい方が多い時期です。
そこで今回は免疫力についての情報をお伝えしたいと思います。

免疫とは細菌やウイルスなどの「異物」から体内への侵入を防ぎ、排除しようとする身体の働きのことをいいます。
東洋医学ではこの抵抗力を「正気(せいき)」、細菌やウイルスなどを「邪気(じゃき)」と言います。
その東洋医学で、とても有名な言葉「正気存内(せいきぞんない)、邪不可干(じゃふかかん)」という言葉があります。「正気が体内に充満していれば、邪気が干渉(侵入・影響)することはできない」という意味です。
この「正気」の流れは、「血の流れ」に深く関係しています。
つまり「正気」を巡らせるためには、血流を良くして体全体に血を巡らせることが、重要となります。

今回は「瘀血」(おけつ)にターゲットを絞り解説いたします。
この瘀血(おけつ)とは、簡単に説明すると「血液の滞り」です。血液の流れが滞ってしまい、分かりやすく言えば「ドロドロ」としている状態です。
瘀血(おけつ)を見つける方法の一つとして「腹診」(ふくしん)という診察法があります。
おへその斜め下ぐらいが、硬く・押すと痛みを伴う事が多いです。そこの部分が、固まっています。

その他にも、膈兪(かくゆ)という肩甲骨の下の場所を押すとグリグリと硬くなっている方がいます。この反応も瘀血があるとみられます。

血液は、カラダの物質を作るための原料になると考えられていて、皮膚や髪の毛、爪、筋肉、骨、臓器、さらにはホルモンに至るまで身体のあらゆる物質はこの血液により、修復・増強され健康な状態に保たれているとされています。
また栄養を届けると同時に、静脈血のようにカラダの不要なものを回収する役割も果たしています。血が正常に流れることで、カラダの栄養状態は一定に保たれ、同時に浄化もスムーズに行うことができるのです。瘀血(おけつ)になると血流が悪くなりカラダのあちこちで滞るため、さまざまなトラブルが起こ りやすくなります。

なぜ、この場所に瘀血(おけつ)が溜まってしまうのかというと、お腹の血管網が複雑な場所だからです。それは、腸から吸収した栄養を肝臓に運ぶための門脈には、弁がなく血液が停滞しやすいという特徴があるからです。
この瘀血の影響が、体調不良の原因となっている方がいるのです。
血液の流れが悪いと、血栓ができて脳梗塞・心筋梗塞などの梗塞の病気を引き起こす可能性もあります。
また、血液が滞っていると細菌の毒素など溜まり、そこから全身に毒素が広がります。 さまざまな身体の不調を引き起こし、めまい・頭痛・動悸・食欲不振・胃のもたれ・不妊・肩こり・腰痛なども瘀血による影響を受けていることがあると言われています。

次回は、瘀血になる原因や、ツボ押しで瘀血の解消法など実践編として皆さんへお伝えしたいと思います。

集合写真中心、渡部先生

横浜院
院長 渡部 彰朗
横浜せや鍼灸整骨院

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プロファイル

1999 年 瀬⾕シニア全国選抜⼤会優勝 ジャイアンツカップ優勝 ⽇本代表アメリカ遠征
2001 年 花咲徳栄⾼校 春季関東⼤会優勝 夏季甲⼦園出場
2003 年 上武⼤学 全⽇本⼤学選⼿権出場
2004 年 全⽇本⼤学選⼿権出場、明治神宮野球⼤会出場
2006 年 全⽇本⼤学野球選⼿権出場、明治神宮野球⼤会出場
2010 年 柔道整復師免許取得
2013 年 さがみが丘整⾻院開業
2015 年 瀬⾕シニア トレーナー帯同
2019 年 横浜せや鍼灸整⾻院 開業 現在に⾄る。

相模が丘院
院長 渡部 真弘先生
さがみが丘整骨院ナベアスリートケア鍼灸マッサージ院

HP: http://sagamigaoka.com
住所:252-0001 神奈川県座間市相模が丘 5-6-18-1F
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診療日: 月~金 08:00~12:30 15:00~19:30 ※年末年始等除き年中無休。
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